奈良・大和郡山銘菓~御城之口餅(本家菊屋)~

奈良・大和郡山は、金魚の町として有名な城下町です。

全国の城下町には、その土地の銘菓が残っていることが多いですが、今回紹介する”御城之口餅”もその一つで、郡山を代表する銘菓です。

その由来は、豊臣秀長が城主だった頃、兄の豊臣秀吉を茶会に招いた際に、菊屋治兵衛に餅を作らせたことがきっかけだそうです。当時は、”鶯餅”と名付けられ、現在も春になれば全国の和菓子屋で販売されています。現在見られる鶯餅は、鳥の鶯を連想させるため色鮮やかな緑色の青大豆粉がふりかけられています。菊屋さんの鶯餅は、時代の流れと共に御城之口餅と呼ばれるようになり、黄色の青大豆粉がふりかけられているので、名前も見た目も一般的な鶯餅とは異なるようになりました。御城之口餅の名前の由来は、菊屋さんの店が郡山城入り口付近であったため、そのから名前が変わったと伝えられているようです。

今回は、その銘菓の6個入を購入!

6個入りは縦長のスタイリッシュな箱に入っています。

  

1粒約18gと一口サイズの大きさです。

薄い餅生地に、やわらかく炊きあげられた粒餡が入っており、

程よい甘み。口溶けなめらかな仕立てです。

また、まわりの青大豆きな粉が風味良く、餅生地と餡の甘みを程よく抑えて、後味を良くしてくれます。バランスのとれた和菓子で、緑茶と良く合います。

日持ちはしませんが、茶菓子にぴったりの商品です。

商  品 名:御城之口餅

名  称:生菓子

価  格:700円(6個入り)

原材料名:砂糖、小豆、餅米(国内産)、水飴、青大豆、寒天、ばれんしょ澱粉/トレハロース

(近江産の餅米だそうです)

~材料学~

寒天は、保水力を持っており、しっとりとした食感に仕上がります。餡に入れていると思いますが、餅生地に入れて食感の変化を出している可能性もあるかも。

トレハロースは添加物扱いになりますが、万能なアイテム。甘味度は砂糖より低く、さっぱりした味に仕上がります。また、保水力に優れ、澱粉の老化防止作用など、優れた機能がたくさんあります。

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